設備紹介

オーベルコート 設備紹介

オーベルコートObercoatでは、各種コーティングに対応可能な専用設備を保有し、高い品質管理と納期管理が可能な内製体制にて、単品の試作品から量産品まで幅広く対応することが可能です。

洗浄

3槽式トリクレン洗浄機

機械加工やプレス加工中につく油汚れをはじめ、いろいろな過程で発生する油・汚れ等を除去します。

材質や形状、大きさにより洗浄パターンを使い分けます。

洗浄後の塗装など表面処理工程のムラの発生を抑えることが可能になります。

表面処理-1

リン酸亜鉛・酸化皮膜・アロジン処理

各種金属表面を化学処理してミクロン単位の薄い皮膜を生成させます。

この処理をすることにより、塗料の密着性が良くなり防錆や腐食などに効果があります。

メインとなる金属表面活性処理工程

これらは金属の種類により化成処理液や工程条件を変えて処理していきます。

表面処理-2

ショットブラスト

金属の中でも化学処理の反応しにくいステンレス素材のものに幅広く使用します。

ショットにより金属表面に微細な凹凸ができ、塗料の密着性が良くなります。

又、小さなキズや加工バリなども除去できます。

付属のバレルカゴを装着することにより、円筒形状の小部品を大量に1回で処理することが可能です。

手吹きコーティング

大きさや形状の違う単品のものから、小物の大量のものまで専用治具を製作しコーティングしていきます。

全面コーティングは、一度で加工できないものについては数回に分けて処理していきます。

又、部分コーティングについてはマスキングを施し処理していきます。

異形状でコーティング面積の広いものや塗料の入りにくい細かな部分へのコーティングには手吹きコートが適しています。

*推奨膜厚は塗料の種類によって異なりますがおよそ8~15μmが適しています。

自動スプレーコーティング

専用治具を使用し主に円筒径の外周部へのコーティングをします。

同一形状の大量生産向きでコストが大幅にdownできます。

回転体へのコーティングのため均一な膜厚が容易です。

*推奨膜厚は塗料の種類によって異なりますがおよそ5~10μmが適しています。

膜厚公差は±2μmで管理できます。

スクリーン印刷コーティング

オープニングと呼ばれる糸と糸の間の空間からスキージ(ゴム等のヘラ)を使ってインキを押し出し画像パターンを形成する印刷法です。

大量生産向きでコストが大幅にdownできます。

通常スプレータイプに比べて、スクリーンを変えることにより厚膜コーティングも可能となり、安定した膜厚を確保できます。

焼成

熱風循環式ベーキング炉

・可能焼成サイズ
900W×900L×900H
・最大温度:390℃

※特殊形状など小ロット向け

熱風循環式トンネル炉

・可能焼成サイズ
500W×1000L×200H
・最大温度:190℃

※小さな部品で大量生産向け

出荷検査

仕様書・工程品質管理票・作業標準書で決められた
箇所を1つ1つ丁寧に外観目視検査していきます。

精密機器を使用しミクロン単位の計測も行います。

合否判定を検査結果表に記録して保管します。

同時に数量確認や梱包作業も行います。

施設風景

1階の様子
2階の様子